私はこのブログで数学ネタを扱っていますが、それは私が数学が好きだからです。当たり前ですが、好きでないことは続けられません。数学の記事を書くのは結構大変ですし、集中力も使いますが、それが楽しいと感じるのはやはり好きだからです。
思えば、現在私がインターネットで数学の記事を書くことの片鱗は、既に学生時代に見えていました。私は、学生時代に同じようなことをしていたのです。
例えば、私が書いた数学記事の中でも力作?と思っているのが、「ラプラス変換を用いたRL直列回路の解法」ですが、実はこれは学生時代から温めていたネタでも有ります。
当時はインターネットで公開してませんでしたが、自分のパソコンで数式を作って、同じような解説文を書いていたことがあります。その当時も単純に面白くて何となくやっていたのですが、そうやって創作活動をしていると、内容もより理解でき、実際の学業にも役に立ちました。
だから、このブログで公開している数学ネタは昔自分が作ったもののリメイクでもあるんです。
パソコンで綺麗に数式や図形を作る作業は、ただ紙に書くのとはまた一味違って、なんとも言えない達成感をもたらしてくれました。言うなれば、一つの作品のようなものです。
現在こうやってブログを作っているのは、自分の好きなことを自由に表現したり、作ったりすることが好きだからだと思います。
また、数学を使った計算ツールもいくつか公開していますが、これも数学やプログラムを使って簡易ツールを作るのが楽しいからやっています。
高専の卒業研究で、電子回路の測定をするためにvisual basic.netを用いて簡単なプログラムを作ったのですが、今思えば、この経験が生きているような気がします。当時はダラダラ時間をかけてプログラムを作っていたのですが、出来上がったものはそれなりに思い入れもあったし、楽しかったからです。
さらに、高専在学中に、htmlコードを使って、簡易サイトを作成し、実際にインターネットのサーバー上にアップロードするという課題がありましたが、当時htmlコードなんて微塵も分かりませんから、図書館に行ってhtmlの本を借りてきて、自宅で調べながら一生懸命ホームページを作った経験があります。
現在はワードプレスなどを使って誰でも気軽にサイトを持つことができますが、当時はそんな便利なものはありませんでしたので、自分でhtmlコードを書いてサイトを作るのが一般的だったのです。リンクを貼るときの<a href=>というコードは今でも覚えています。
ホームページが完成したときの達成感は今でも覚えているし、結構作るのが楽しかった記憶があります。この経験が今こうしてインターネット上で自分のサイトを持つことにつながっていると思います。
これらの経験からも、自分が昔好きでやっていたこと、楽しいと感じたこと、或いは、好きという認識がなくとも、なんとなくやっていたことが、自分が本当に好きなことやワクワクすること(ワクワクの源泉)を見つけるためのヒントになるといえます。